庚辰寒露 2000/10/09
| この日は，三連休の最終日。翌日の実験を準備しようと理科室へと向かいました。理科室へは中庭を横切っていくのですが，そこで，足元に散らばるモノに気付きました。 この写真(とスケール)だけで，一体何だか判るでしょうか？ 考えてみると，たまたま連休で，掃除してくれる生徒がいないために，わたしにも気付くことができたようです。本校では，ボランティア委員の生徒が，朝早くから掃除をしてくれています。いつも時間ギリギリで出勤するわたしは，一年半も勤務していながら，これまで気付かずにいたというわけです。時々は来ているのを見かけていたのですが，こんなにたくさん落としていたのだとは，驚きました。 これは，オリイオオコウモリのペレット(モモタマナの実の食べ滓)です。オオコウモリは，その歯で果実を削り取り，舌で上顎に押し付けて，汁だけ飲み込み，あとは吐き出すのだそうです。ですから，よく見ると，上顎の凹凸や歯の型が残っているのがわかります。しかも，大小差がありますから，親子連れの群れで飛来していたことがうかがえます。 う〜ん，これを使って，誰か，校内のオオコウモリ食痕調査とかしてくれるといいなぁ。 |
| 撮影日：2000年10月９日 撮影場所：糸満市字座波 |