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いろいろなところで紹介されている｢化学カイロ(使い捨てカイロ)を作る｣実験ですが，ここでは，北海道の丸山さんが紹介している方法に従ってみました。単なる実験ではなくて，｢暖かいプレゼント｣を作る ものづくり になっています。
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| 用意するもの |
- 障子紙
- １つ作るのに，25×15cmくらいに切り分けた物が２枚必要です。
- ポリ袋(100枚入りで円くらい)
- １つ作るのに１枚必要です。「９×19cmがよい」されていますが，入手できなかったので，規格品の三斤袋を使いました。
- 鉄粉(500ｇ入り円くらい)
- 化学実験用のものを使います。一級で大丈夫です。｢必ず300メッシュ｣を使うように指定されています。できるだけ細かいほうがいいでしょう。１個に10ｇ使います。
- バーミキュライト
- 園芸用の土です。最近は百円ショップにも置いてあります。１個につき10ｇ使います。
- 食塩(１kgで100円くらい)
- 40ｇもあれば，50個は作れます。
- トイレットペーパー
- これは買わなくても，手近なところから少し頂いてくればよいでしょう。
- そのほか
- テープ，プラコップ，水道水
- 道具など
- 量り(電子天秤)，棒温度計，二穴パンチ，スポイト，ガラス棒，スプーン(薬さじ)
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| まずは下準備。 |
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まず始めに，カイロとなる袋を作るために，障子紙を切り分けます。１つのカイロを作るのに，内袋と外袋用に２枚必要です。これは同じ大きさでかまいません。
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障子紙を折って，袋にします。このとき，内袋は小さくしておきます。写真の左側が内袋です。
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折り曲げたところに，テープを貼って封筒のようにします。テープは長めにして，反対側に回して止めるとよいでしょう。
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障子紙の内袋と外袋の間に，ポリ袋を入れます。今回は三斤袋を使いました。障子紙の袋に比べると，ずいぶん大きいので，クルクル巻いて使うことにしました。
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クルクル巻いて，二穴パンチで適当に穴を開けます。
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広げてみると，こんな感じ。穴の数をいろいろ変えてみると面白いでしょう。
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| 薬品(？)を計量します。 |
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飽和に近い食塩水を作るために，100mlの水道水と，35ｇの食塩を用意しました。よく混ぜて，上澄みを使います。
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園芸用のバーミキュライトです。指定通り，10ｇ量ります。プラコップ半分くらいになりました。
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鉄粉を量ります。トイレットペーパーを使って量り，そのまま内袋に入れられるようにしましょう。
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食塩水をバーミキュライトに加えます。指定通り，スポイトで２ml計りました。すぐに吸い取られてしまいます。でも，念のため，ガラス棒でかき混ぜておきましょう。
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| 袋に詰めます。 |
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準備したものを内袋に詰めたところです。指定された量で行なうと，このように内袋いっぱいになって余裕がありません。鉄粉が真中あたりにくるように，バーミキュライトを２回に分けて入れました。
この後，袋の口を折り曲げて，テープでしっかりと止めておきます。
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この内袋を，ポリ袋で包みます。三斤袋はずいぶん大きいので，クルクル巻いてしまいます。
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ポリ袋で巻いた内袋を外袋に入れます。ちょっとキツイかもしれませんが，押し込みましょう。
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外袋の余ったところを折り曲げて，テープで止めます。こちらはほとんど余裕が無いので，きちんと密閉されるように気をつけて，しっかりと止めます。
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| できあがり！ |
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振ったり揉んだりしているうちに，どんどん温かくなってきます。このように２つに折り曲げた間に，棒温度計を挟んで測ってみると，すぐに40℃を超えてしまいました。
測定結果は，こちらのページをご覧ください。
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実験が終わった後のカイロのようすです。かなり激しく揉んでも，障子紙は破れません。また，テープも剥がれることはありませんでした。
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